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本日はすごく大事だと捉えている「ホメオスタシス」に触れながら、標題について私が考えていることを記載します。


「ホメオスタシス」とは漢字で記載すると「恒常性」です。この言葉について様々な表現や説明があるとは思いますが、簡潔に記載すると生体が一定の状態を維持しようとする働きのことです。

例を示すと体温が下がると熱を産生して体温を保とうとする、怪我をしてもカサブタができて最終的に傷口が治るといったことです。本来の状態、値に戻ろうとします。これらは日々の生活の中でも認識しやすい事象ですね。
他にも体内の水分や塩分の濃度を一定に保ったり、ホルモンの分泌を調整したりしています。ここに挙げている内容はほんの一部でもっとたくさんあります。

何を言いたいのかと言うと、私たちの体はある一定の基準の範囲に収まるように、無意識に体を調整してくれているのです!!
つまり、怪我したり筋肉痛が生じたり、肩こりや姿勢の歪みが出ても元の状態に戻ってくれるのです。
凄いですよね!

あれ?じゃあ、なぜ自分は慢性的に肩が凝っているの?糖尿病になっているの?などなど思われる方がいるかもしれません。
何事も上手くいかないのが世の常です、、、

ホメオスタシスで体は一定の状態に維持しようとしてくれるのですが、そもそも体の基準となる状態が悪かったらどうでしょうか?
私は、肩こりをしたり姿勢が悪い状態が体の基準になっているので、慢性的なこりなどが生じると考えています。

例えば糖尿病で薬を飲んでいたとします。服用期間が少しなら問題ありませんが、生活習慣病の薬は飲み続けることになります。そうなると、薬を服用している状態が基準になります。また、薬で下げられた血糖値は本来の基準値範囲または近くにあるので、体は正常の範囲内だと勘違いをして血糖値を下げるホルモンの分泌を抑えたり、そもそもホルモンの効果自体が下がっていきます(血糖値を下げる必要がないので効果減弱)。だから、食事等を変えなければ血糖値は悪化の一途を辿り、薬の量や種類が増えていきます*。体の基準が悪化しているのです。だから、糖尿病の治療には薬を使用しない運動療法や食事療法が第一療法なのです。
*薬が悪だと言っているわけではないので処方された薬は正しく服用しましょう。

他には肩こりが発生しやすい姿勢、例えば長時間のデスクワークをしていたとします。
段々とそのデスクワークの姿勢が体の姿勢の基準になってくるのです。だから、少し伸びをしたりして体を一時的に良い状態に戻しても、基準となってしまった悪い姿勢に引っ張られて仕事ではない時でも悪い状態が続いてしまいます。
足を組むなどの悪い癖も体に染みついてしまい、それをしている状態が基準になってしまいます。


そのため、もみほぐしや整体等で体の悪い状態を、悪い基準をリセットする必要があります。
もみほぐしや整体等で強制的にリセットさせることで、体が本来の良い状態を思い出していき、それが続くことで体の状態が良くなっていきます。体の良い状態が基準になってくると、悪い姿勢をとっても良い状態の方に戻っていくのです。

当店を選んでいただければ嬉しいですが、そうでなかったとしてもぜひ正しい知識を少しでも身に着けて信頼のおけるお店を探して自分の体と向き合ってみてくださいね。

もっと詳細に話を知りたい方は、施術を受けに来られた際にでも聞いてください。
またメールでの問い合わせも受付けていますので、そちらからもどうぞ。